神さまは罰をあてない
私の好きな金光教の教えには、こんな言葉があります🔽
神様は罰バチを当てなさらぬ。氏子から罰を当てぬようになされよ
教典P 理解Ⅰ類 近藤藤守の伝え12
「そんなことしよったら神さまから罰があたるよ」
という言葉を聞いたことがある人、言ったことがある人、結構多いと思いますが、この言葉はあまり聞いたことがないんじゃないでしょうか?🤔
確かに、神さまは人智を越えた絶対的な力を持っているんだから、神さまにとって嫌なことをしている人には、そのうち神さまから罰があたる、と考えるのは自然なこと、なのかもしれません。天変地異の災害も、神さまが怒っているんだ、神さまからの罰なんだっていう言い方も、読んだり聞いたりしたことがあります。
でも、ここでは教祖は逆に、神さまは罰をあてたりしない、と言ってくれているのが面白いですよね😄
しかも、私たち氏子から罰をあてないようにしなさい、とまで。
ここには、教祖さまの神さまに対する神観がとても現れているように私は感じています😄
神さまにとって嫌なことをする(してしまう)氏子のことを、
神さまは罰するのではなく、かわいそうになぁ、助かってほしいなぁ、とより一層、難儀な氏子に願いをかけてくださる神さまなんだなぁ、と🙏
『おかげは和賀心にあり』という言葉も金光教の中にはありますが、おかげは神さまから出てくるのではなく、私たちの和らぎ喜ぶ心から、おかげが頂けるのだ、と言われています。
それと同じように、罰を当てるというのも、神さまからじゃなく、自分にも相手にも厳しすぎたり、不満を抱え過ぎたり…
実は自分の心から、自らに罰を当ててしまっていることもあるのだろうなと、思います。
神さまは罰を当てはしない。私たちのことをかわいい、大切に思ってくださる神さまの中で私たちは生かされているんだなぁと思うと、それだけでなんだか心が助かる、嬉しくなるような気がします😄