金光教の教祖は「生きている間も死んだ後も、天と地とは我が住み家である」と教え、人間は生死を超えて天地の間で神の恵みを受け続けていると教えています。そして、いのちは先祖から自分に、さらに子孫へと受け継がれていきます。先祖を祀るということは、自分を大切にし、子孫を大切にしていくことにつながります。

佐古教会のお墓や霊祭について

教徒奥城(永代供養墓)

眉山のふもとにある伊賀霊園の教徒奥城

教会から車で10分ほどの眉山のふもとに、佐古教会の教徒奥城があります。
この奥城では永代供養をさせていただくことが可能で、生前に金光教を信仰されていなかった方でも、お申し出によりお入りいただくことが出来ます。詳しくは、佐古教会まで直接ご連絡いただくか、お問い合わせへご連絡ください。
春秋の年2回、墓前祭をさせていただきます。
石板のお名前プレートは希望者に実費にてご対応させていただきます。

<伊賀霊園>住所 〒770-0926 徳島県徳島市伊賀町3丁目16番地1

春秋の霊祭

佐古教会では年2回(春分の日に近い日曜日、秋分の日に近い日曜日)霊祭を仕えています。
13時~  教会にて霊殿祭
終了後~ 伊賀霊園にて墓前祭
霊殿祭の中では死後五十年までの御霊(みたま)様のお名前を読み上げ、改めてお礼の心を御霊様に向けて、さらに御霊としての立ち行きを願い、お参りの方に玉串を奉奠していただいております。
当教会の霊殿へは、家の宗派に関係なくお祀りさせていただくことが可能です。ご希望の方は教会へお越しいただくか、お問い合わせフォームにて、在籍教師にご相談ください。費用は教会からは決めておりません。それぞれの先祖を思う真心の気持ちからお供えくださることが一番です。

月ごとの霊祭

佐古教会では、毎月21日に月ごとの霊祭を仕えています。
13時~ 教会にて霊殿祭、祭典後に10分ほどの教話
霊殿祭の中では、その月に亡くなられた御霊様のお名前を読み上げさせていただいております。


葬儀や年祭について

葬儀式(終祭・告別式・火葬の儀・葬後の儀)

金光教の葬儀式は神式と基本とし、故人に別れを告げるだけではなく、故人の御霊(みたま)としての安らぎと遺族の立ち行きを葬儀式の中で神様に願います。

<葬儀式の流れ>

①教会へ連絡…亡くなられましたら、遺族の方から教会へご連絡をお願いします。
       ※葬儀社が決まっていない場合は、ご相談ください。
②打ち合わせ…葬儀社・遺族の方とともに、葬儀式の日程・会場等の打ち合わせをします。
       ※この時に、故人の生い立ちや性格、功績やエピソードなどをお聞かせください。
        それをもとに、神様へお礼申し上げる祝詞をつくらせていただきます。
③終祭(しゅうさい)…故人にとって人生最後の儀式であり、祭主が故人に代わって神様に生涯のお礼を申し上げ、以後の御霊の立ち行きを神様に取り次き願います。(※仏式のお通夜にあたります)
④告別式…遺族親族をはじめ、縁ある人々が故人の死を悼み、慣れ親しんだ生前の姿に最後のお別れを告げます。
⑤火葬の儀…火葬場で故人の身体との最後の別れを行います。
⑥葬後の儀…故人の御霊に葬儀の終了を告げ、以後は新霊神(しんれいじん)としてお祀りすることを申し上げる儀式です。
      新霊神はご自宅とともに、教会霊殿でもお祀りさせていただきます。

※②~⑤までは、拝礼は音を立てない忍び手で、一拝四拍手一拝でおこないます。

葬儀後~五十日祭まで(新霊神祭)

①新霊床(しんれいしょう)を設える
 …葬儀後から五十日祭までの間、新霊神を供養する場を設えます。ご自宅でも構いませんし、教会に設えることも可能です。
ご自宅に設える場合は、五十日の間、祭具を教会から貸出することも可能です。
②旬日(じゅんじつ)祭…十日祭から五十日祭までのことを言い、亡くなられた日から十日ごとに行う霊祭です。新霊神への追悼と道立てを祈る中で、遺族が心を整えていく時間ともなります。
③合祀(ごうし)祭・納骨祭…五十日間、新霊床にて新霊神として祀った御霊を、先祖の御霊と合わせて霊殿へと祀りかえ、遺骨を奥城(おくつき)へと納めます。
※お祭りの日程は柔軟に対応いたしますのでご相談ください。

式年祭(しきねんさい)

亡くなられた節年にあらためて霊神にお礼を申し、その立ち行きを願い仕える祭典です。
亡くなられた翌年を一年目として、一年祭、三年祭、五年祭を仕え、以後は五年ごとに年祭をお仕えします。佐古教会の場合は五十年以降は家の霊神として、まとめて霊祭を仕えるようになります。
式年祭はご自宅・教会どちらでも仕えられます。