聴く態度
今日は、一日オンラインでの講義をさせていただきました。
オンライン上だと、どうしても相手の反応が分からないため、
若干のしゃべりにくさはありますが、顔を出してくださっていた方が
「うんうん」と頷いてくださる姿をみて、安心することが出来ました。
それを見て思い出したのは、私が金光教の教師になるための学校在籍中に、
研修として他教会へ行かせてもらって、お話の御用をいただいた時のことです。
本当にほぼ初めて、ご信者さんの前でお話させていただくということで、
心臓はバクバク。
しっかり原稿を書いて考えてきたけれど、ちゃんと話せるかどうか。。。
ととても不安に思っていたところ、その教会の若先生が教話前に、
「お話を聞くときに、大きくうなずいて、笑顔で聞いてくださいね」ということをご信者さんに伝えてくださったのです。
そして、実際に私が教話をさせていただいた時には、ご信者さん方は、顔をしっかりと私の方に向けてくださって、
話の折々にうなずいてくださっていました。
そのリアクションをいただきながら話をさせていただいていると、とても安心するし、自分の話したかったことを、
もっと感情強く伝えていきたい!と自然とお話にも熱がこもっていきました。
お話を聴くその態度一つで、話し手からよりよいお話をいただくことが出来る。
これは自分自身への戒めでもあるなと思っています。
教話は、話す人だけで出来るものでもなく、聴く人の気持ち、話す人の気持ち、両方がそろうと、
倍以上のおかげ話を神様が授けてくださるのではないでしょうか。
金光教では、祭典後など、教話をいただく機会が多いと思いますが、それを聴く側がどういただいていくか、
これも大切な信心の稽古だと思わせていただいております👏