動画をみて思ったこと
今日は、黒住教の友人からこのような動画を紹介してもらいました。
私がお世話になっていた未来の住職塾塾長の松本さんや、元築地本願寺で活躍が目覚ましかった安永さんが参加されるという、なんとも豪華なキャスト🙌
題名は「信徒の増やし方」と、微妙な言い回しだけれども(笑)
内容はこれからの日本の宗教の在り方の模索、というようなほうがしっくりする、面白い内容でした😊
この動画を見ながら、昔は「自分の宗教内だけで何かをする」というところから、他宗教やNPO、企業など、様々なところとの「協同」というのが、今の世の中の流れなのかもしれないなぁと思いました。
先日参加した福祉フォーラムでも実際に、お寺さんがNPOと協同して子ども食堂をされているという事例がありましたし、
私の周りでも最近は金光教の他教会だけでなく、他宗教の方との交流もかなり増えてきているように感じます。
他宗教とのつながりに関しては、金光教でも教祖が教えの中でこのようなことを残してくれています。
この金神は、神、仏をいとわない。神道の身の上も仏の身の上も、区別なしに守ってやる。神道も仏教も天地の間のものであるから、何派かに派などと、宗旨論をしたり凝り固まったりするような狭い心を持ってはいけない。心を広く持って、世界を広く考えて、手広くいかなければいけない。
どの宗旨もくさすことはない。みな、天地の神様の氏子である。あれこれと宗教が分かれているのは、たとえば同じ親が産んでも、大工になる子もあり左官になる子もあり、ばくちを打つ子もあり商売好きな子もあるというようなものである。みな宗教が分かれていると言っても、天台でも法華でも天地の神様の子で分かれているのである。そばの好きな者や、うどんの好きな者があり、私はこれが好きだ、わしはこれが好きだと言って、みな好き好きで立っているのであるから、くさすことはない。世界中、天が下の者は、みな天地の神様の子である。天地の神様のおかげは世界にいっぱい満ちている。そのおかげがなければ空気がないのと同じで、一時も人は生きてはおられない。
それぞれの人が大切にしている信仰を大事にしながら、共通の目的に向かって協力していくことで、大きな影響をつくっていくことができる。
それは金光教の進行ともマッチしているように思います👏
そして、「コレクティブインパクト」という言葉を今日初めて知りました🙌
自団体だけではできないような社会問題も様々な立場の人たちと協力しあうことで、解決していくことができる。
さらに私が思うのは、その中でメンバー同士も影響を受け合って、育ち合うことができるのではないかということ。
よく金光教の行事においては、「信心の育成」が願いだと言われることが多いのだけれど、
様々な人と関わりながら、その活動を通して、実際に人も助かっていくし
さらに起こってくることを信心としてどう捉えていくか、という機会をつくっていく。
その中で自分たちも信心の育ちが出来てくる。
そういったこともこれから先、教会や教区の活動で考えられるような気がするなぁ、と思わせていただきました👏