ありがとうを伝えあえること
本日、無事に佐古教会にて告別式、葬後霊祭、合わせて十日祭を仕えさせていただきました。
昨日同様に本日も告別式では典楽奉仕をしてくださり、親戚の方々やご信者さんが参拝され、寂しくも、あたたかなお式であったと思います。
教会長の十日祭後のお話では、
故人がふと気が付いた時に、その人のためになることをサッと出来ること、
そのことが本当に素晴らしいと、それにまつわる思い出話をお話してくれました。
故人のお人柄がよく分かる、良いお話でした。
人は誰しも、いのちがあるからこそ、老いるし、死からも逃げることはできません。
けれど、その人生が終わった時に、
「ありがとう」と周りの人達から言われ、自分のために涙を流してくれ、そして御霊となってからの立ち行きを願って丁寧にご葬儀や霊祭を仕えてくれる、
というのは、本当に有難く、幸せなことなのだと思います。
そして、それは逆を返せば、その人自身が周りの人達を本当に大切にしてきたことの証なのだとも思います。
私もいつかは死を迎え入れることとなりますが、その時に、ありがとうという気持ちを周りに持って、周りからもありがとうと言ってもらえるような、そのような生き方をさせていただけると嬉しいな、と感じています。