今日は防災とボランティアの日
今日は、阪神・淡路大震災から27年目の日ですね。
私は当時小学生の高学年。地震の揺れに驚いて目が覚めた記憶があります。
今は街も復興され、あんなに大きな災害があったとは思えないほどですが、神戸に住んでいる友人は今もその時の恐怖は染みついているし、少しの揺れでも「避難しなきゃ!」と思うそうです。
震災で亡くなられた方々の御霊としての立ち行きを願わせていただきます。
この阪神・淡路大震災にちなんで制定されたのが、1月17日の今日、『防災とボランティアの日』だということをご存知でしょうか?
1 政府、地方公共団体等防災関係諸機関を始め、広く国民が、災害時におけるボランティア活動及び自主的な防災活動についての認識を深めるとともに、災害への備えの充実強化を図ることを目的として、「防災とボランティアの日」及び「防災とボランティア週間」を設ける。
内閣府防災情報のHP
2 「防災とボランティアの日」は、毎年1月17日とし、1月15日から1月21日までを「防災とボランティア週間」とする。
3 この週間において、災害時におけるボランティア活動及び自主的な防災活動の普及のための講演会、講習会、展示会等の行事を地方公共団体その他関係団体の緊密な協力を得て全国的に実施するものとする。
阪神・淡路大震災では学生や市民によるボランティア活動が活発化し、日本のボランティア元年とも言われています。これをきっかけとして、ボランティア活動への認識を深め、災害への備えの充実強化を図る目的で制定されたようです。
今では、災害があるとすぐにボランティアセンターが開設され、全国から多くのボランティアが集まれるようにもなりました。
私がこのことを思う時に思い出すのが、金光教教祖が残された次のようなみ教えです。
人が人を助けるのが人間である。人間は、子供がこけておるのを見て、すぐに起こしてやり、また水に落ちておるのを見て、すぐに引き上げてやられる。人間は万物の霊長であるから、自分の思うように働き、人を助けることができるのは、ありがたいことではないか。牛馬その他の獣は、わが子が水に落ちていても引き上げることはできん。人間が見ると、助けてやる。牛馬犬猫の痛い時に人間が介抱して助けてやることは、だれでもあろうがな。人間は病苦災難の時、神様や人間に助けてもらうのであるから、人の難儀な時を助けるのが人間であると心得て信心をしなさい。
金光教教典 理解Ⅰ類 山本定次郎の伝え65
『人が人を助けるのが人間である』これは、神様が「人に助かってほしい」と願ってくださっている中から生まれてきている神様の願いのようにも感じます。
金光教の中にも、災害時のボランティア活動団体がいくつかあります。
重機などを使ってのボランティアや、傾聴に重きをおいたボランティアなど、その団体によっても活動内容は様々ですが、「人を助けたい」という願いは一緒です🥰
「人を助けてやってくれ」という神様、教祖の願いが、災害ボランティアの中にも根付いていますね🙏