吉備舞のお稽古
ご大祭のちょうど一週間前の日。
今日は、典楽(てんがく)のお稽古に合わせて、姪も吉備舞(きびまい)のお稽古をしました💡
小学校一年生の姪っ子は、まだまだ一人では本番を舞えないけれど、今日のお稽古の様子から、本人なりに頑張ってくれてるんだろうな~ということを感じます😁(練習開始するまでの時間は結構かかりますが😂)
本番まであと一週間、頑張って欲しいと思います😄
私自身は昔、吉備舞を教えてくださった先生がとっても厳しい先生で、お稽古の時間が苦手でした。
私が吉備舞を習いはじめたのは、小学校低学年の頃。
といっても、初めは姉のお稽古の後ろのほうで、見よう見まねでやっていた感じですが😅
そのうち私も先生に直接お稽古をしてもらうようになりましたが、出来ていないところはビシっと叱られるし、練習は毎回、ピリッと張り詰めた雰囲気の中で行われていたので、お稽古の時間が怖くて仕方がありません。
その先生は岡山に住まれていて、教会に泊りがけで教えに来てくれるのですが、先生の寝る部屋は自分たちが寝ている子ども部屋が近かったので、先生が泊まりにこられると、その夜は静かに、なるべく音を出さないようにと姉と一緒に注意しあっていたように思います。
私が中学校に上がり、先生が高齢になられて県外へ指導に来るのが難しくなってからは、私が岡山まで教えてもらいにいくようになりました。
その時も変わらず、やっぱり先生はとても厳しくて、私もまだまだ、親が言うから仕方なく、という感じで吉備舞をしていたような記憶があります。
その気持ちが大きく変わったのは、その先生のご葬儀の時。
私が高校生の時に先生が亡くなられ、ご葬儀にも参列させていただきました。その時に、先生の愛弟子の方が先生を偲んで葬儀の時に舞っていた吉備舞がとても美しく、
「こんなに吉備舞ってすごいものだったんだ😲」
と鳥肌が立ったのを覚えています。
それから、自分からも本腰入れてお稽古をするようになり、まだまだ未熟ながらも地方指導員の資格を取らせていただけるまでになりました。
先生が亡くなられる前にそういう気持ちになれていたら良かったのになぁ、と思う反面、私がここまでこれたのは先生が基礎を厳しくもきっちり教えてくださったおかげだなぁ、と有難く感じています。
その先生に比べたら私の指導の仕方はとっても緩いものですが、今教えてる子どもたちが、吉備舞のことを好きになって、吉備舞を通して神さまへのお礼の御用をさせてもらえるようになるといいなぁ、と感じています😄
吉備舞は男女関係なく、年齢も当教会では制限を設けていないので、お稽古したい、という方は是非ご連絡ください😊