生花巡回口座に参加して

今日は、半年に一度の『池坊(いけのぼう)巡回講座』に、榮子先生と一緒に行ってきました。

派遣講師が、数十人の前で説明をしながら、デモンストレーションで実際に生花を活けてくれるのですが、講師の方がいわゆるイケメンさんで・・・

池坊の華道男子IKENOBOYSのOBだということです。(他のメンバーもイケメンさんばかり!)

なのに独身、というのを自分でネタにしていて、いっときの春風亭昇太さんを思い出してしまいました(笑)

内容はとても面白く、花の活け方だけでなく、活ける時の心構えなども一緒にお話してくださいます。

仏前供花(ぶつぜんくげ)として始まった池坊は、家元も六角堂というお寺の住職をされており、生花には、祈りや希望を現しているという側面も大きくあります。

(桜のつぼみを愛でることは、綺麗な花が咲くという希望を現している、とか・・・)

そしてさらに、草木をよく見て、そのものがもつ美しさを生花を通して最大限に引き出してやること。

『フラワーアレンジメントが足し算なら、生花は引き算』だと言われていたことに、なるほどー!と納得でした。

納得しつつ、金光教のお供えものも同じだなぁと思いました。

金光教では神前や霊前に果物や野菜、魚、乾物など、様々なものをお供えしますが、これがなかなか独特で、お野菜なども立てて、三角錐になるような形でお供えします。

私はこのお供えの仕方が好きで、葬儀社の方からも、「とても綺麗にお供えされるんですね」と写真を撮っていただいたこともあります。

生花と一緒で、お供えものが持つ美しさを私たちが調えることで引き出し、神さまや御霊さまの荘厳さや、私たちの感謝や祈りを現しているのだと思っています。

そしてまた、祭典のお供えものだけではなく、自分の生き方も、生花のようにありたい、とも思います。

どういうことかと言うと、人として頂いている、このいのちや身体を、信心を通して、最大限に輝かせて生きる、ということです。

そうして、自分だけでなく、神さまに、周りの人たちにも喜んでいただける生き方となっていく。

本当にまだまだ、全く出来てはいないのですが、このことを、もっと意識させていただきたいなぁと、思います。

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