詰める紙袋は裂ける

私は金光教教師になるために、20代中盤で岡山県の金光教本部にある「金光学院」という教師養成機関に一年間行きました😊

そこでは、朝も早いしでいつも寝不足感を持ちながらも、自分と神様に向かい合える贅沢な時間を過ごさせていただいたように感じています。

学院では、班が基本となって、掃除や食事の準備、部屋割りなども決まっていきます。

生まれも育ちもまったく違う人たちが一年間、毎日同じところで暮らすのですから、人間関係、やっぱりいろんなことも起こってきます。

いま考えてみれば「なんであんなこと思ってたんやろ?」ということもたくさんあります😅

私の周りには、よく気が付いて、本当に人のためにてきぱきと動く、という人たちが多く、それがありがたいと感じる反面、心の中で、すごく焦っていたことを思い出します。

相手からは、自分ができることを、ということで色々してくれるのだけれど、

「私も同じくらいできるようにならなくちゃ」と勝手に思うようになり、その心遣いが苦しくなるわけです😱

これも、私の受け方、心次第で本当に変わってくるものですよね😅

「良いところを見せたい」と思って行動を始めると、自分が思っている以上に、自分も相手も責めてしまうような思いも生まれてきてしまいます💦

理屈があっても、みなまで言うな。理屈とくさびは八合詰め。詰める紙袋は裂ける。あいよかけよで世は治まるのである。

金光教教典 理2・唐樋常蔵・2

これは、金光教教祖のみ教えです。

自分も相手も10割、完璧にしようと無理をすると、紙袋も裂けてしまう。

心にも余裕をもって、「おたがいさま」の姿勢が大切なのだなぁ、とふと思い出した今日の一日の終わりでした👏

雑記

前の記事

見えるものは一部だけ
雑記

次の記事

気働き=心配り=信心